2016年02月03日

京都紀行2nd 猫と偉人の道編

 哲学の道を南下し、大豊神社へ接続する部分まで戻ってきた。ここからさらに南下し、南禅寺を経由して地下鉄の駅に戻ることにする。

 猫の道
 哲学の道は小さな川、というより用水路に沿うように延びている。途中、その用水路をカモが泳いでいた。普段なかなか見ることが出来ない動物だが、敷地内に大きな池を擁する建物が多い京都ではよく見る動物の1つだ。しかし、公道でみるのはやはり珍しい。
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 途中、外国人の観光客に多くすれ違う。韓国人や中国人らしき人が一番多いが、時々白人や黒人も見る。日本まで来てわざわざ哲学の道を見るほど、ここの優先順位は高いのだろうか。あるいは、ちょっとマイナーなところを巡ってみようと思い立ったのだろうか。自分が外国を旅する時には、後者の姿勢でありたい。
 外国人観光客の中には、自転車で訪れている人もいた。彼は一眼レフで自転車と記念撮影しようと四苦八苦していた。
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 そんな彼がいたところ、光雲寺という寺の近くには猫がたくさんいた。かなり人に慣れた猫のようで、すぐ傍までやってくるほどだ。とは言っても自由気ままに動くので写真は撮りづらい。
 もはや日課となっているのか、ブラシをもって毛づくろいをしてやっているオジサンもいる。
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 少し進むと、猫のために設置したとしか思えない屋台のようなものも見える。ここにはクッションが置かれており、中には猫がすし詰め状態になっていた。

 烏の神社
 京都で出会った最後の動物は烏。熊野若王子神社である。
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 少し開けた境内に本殿がそびえる。参拝を済まし、社務所へ御朱印をもらいに行く。御朱印には神社や寺ごとに印を押してもらえ、神社の場合では建立した大名の家紋であったり、神社の名前をあしらったものが多いのだが、ここでは八咫烏のものだった。
 ついでに、そばに置かれていた八咫烏おみくじも購入する。結果は小吉。そんなもんか。
 ここはおみくじの産地でも有名らしいと、受付に貼ってある新聞記事で知る。マッチおみくじなんてものもあるらしい。これは、マッチの先端の色で運勢を占うもの。
 神社を後にしようとする私の目に、ある看板が飛び込んできた。この近くに、同志社大学の創設者新島襄とその妻八重の墓があるらしい。折角だから参っておこうか。
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 しかしその決断はあまりにも軽率だった。山の入り口に備えられた竹の杖の存在が、私にそのことを告げていた。
 15分後。まさか本格的な登山になるとは思わなかった。登れども登れども山だったがついに到達した。ここは同志社大学の共同墓地になっており、新島夫妻はそこに埋葬されている。新島襄がキリスト教徒であった影響か、墓にも洋風のものや十字架のものが目立つ。
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 椿の咲く広場の正面に、新島襄の墓はあった。墓というよりは石碑に近い見た目で、土台には彼の洗礼名が彫ってある。
 向かって左には八重の墓がある。形状は同じだが少し小ぶりか。苦労の末に大河ドラマの主役と対面できて感動もひとしおである。
 こんな高い山に墓を建てられては遺族はたまったもんではないだろうなとも考えていたが。

 南禅寺から地下鉄へ
 同じ苦労をもう一度して下山。南禅寺へ向かうことへする。
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 南禅寺は臨済宗の総本山であり、京都五山を飛び越えるほどの優位性を持つ寺である。禅宗の寺らしくその構造はシンプル。かつ巨大であり、観る者をただ圧倒するだけである。遠くにその建物を望むとき既に、周囲には厳粛な雰囲気が漂い始めている。
 しかし時間が押しているのでこのくらいにして地下鉄へ向かわなければならない。本当はもっと中や周囲を見て回りたいのだが、仕方ない。時間に追われるたびは寺社仏閣巡りに不向きかもしれない。
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 京都の地下鉄は常に進化を続けている。3月訪れた時は3名であったはずのキャラクターに新たな人物が加わっている。3月には見なかったはずの傘の自動販売機なるものも設置されている。その後、名古屋の地下鉄にも乗ることになるのだが、その差は歴然である。
 名古屋は所詮工業で食っている土地である。京都のような観光地と比べるのも無理な話だろう。
 山科駅から在来線に乗り、実家へ戻る。大学生活も終わりが近い。あと何度、この気ままな旅をすることが出来るだろうか。

 (完・大須へGo モーニング編に続く)
posted by 新橋九段 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 紀行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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